「イラストレーターだけど、ポートフォリオサイトの作り方が知りたい」
「WordPressのインストールの方法とかはもうわかったから、中身の作り方が知りたい」
そういうイラストレーターに読んでみてほしい記事です。そもそもポートフォリオサイトってなに? なぜ必要? というところから、仕事の依頼が来るポートフォリオサイトを作るにはどうしたらいいの? という話をまとめました。
ポートフォリオサイトとは?
ポートフォリオサイトはイラストレーターにとっての「公式サイト」だと思ってください。
ポートフォリオサイトとは、制作事例を見ることができるように作られたウェブサイトのことです。イラストレーターはじめクリエイターのウェブサイトは「ポートフォリオサイト」と呼ばれることが多いです。
ポートフォリオサイトには制作事例が見られるページのほか、問い合わせフォームを備えることで仕事依頼のオファーを受けられるようにします。
「ポートフォリオ」と「ポートフォリオサイト」は違う?
「ポートフォリオ」と「ポートフォリオサイト」は別々のものです。どちらも作る必要があります。
単に「ポートフォリオ」という場合、書類としてまとめた作品集ないし制作事例集のことを指します。
一方「ポートフォリオサイト」は、ポートフォリオの機能を含めたクリエイターのウェブサイト、という意味で使われる言葉です。
「ポートフォリオサイト」とか「イラストサイト」とか「イラストレーターサイト」とかいろんな言い方で呼んでいる人がいます。それぞれに正式な分類があるわけではありません。イラストレーターがそれぞれに自分にしっくりくる言葉で好き勝手に呼んでいるだけです。
なぜポートフォリオサイトはイラストレーターに必要なのか?
「イラスト展示だったらSNSでやってるから、ポートフォリオサイトなんて作らなくていいのでは」
そう思っているイラストレーター、最近多いと思います。
イラストが趣味なのだったら、それでいいと思います。SNSに絵を投稿してフォロワーから「いいね」をもらう、それで十分楽しいなら、別に無理してポートフォリオサイトを作る必要なんてありません。
でも、「イラスト制作を仕事にしたい」と思っているのだったら、話は別です。
SNSだけで仕事の依頼をゲットするのは至難の技
はっきり言いますが、SNSだけで仕事の依頼をゲットするのは至難の技です。仕事の依頼を取ろうと思ったら、SNSの投稿とは別にポートフォリオサイトが絶対に必要です。
なぜなら、依頼主である制作会社の中の人が、クリエイターのSNSの投稿と短いプロフィール欄だけ見て「このクリエイターは信頼に値する」と判断することはないからです。
ポートフォリオサイトがなければ「ただの素人」
ふつう、世間一般の企業人にとって、SNSだけでイラスト投稿だけしている人は「プロのイラストレーター」ではありません。
せめてポートフォリオサイトくらいなければ、そしてそこに実績のいくつかでも載っていなければ、プロとは思ってもらえないでしょう。
世間に存在する企業のほとんどがウェブサイトを持っていますね。いまどきウェブサイトを持っていない企業なんて、怪しくてしかたがないとみんな思うでしょう。イラストレーターも同じように、ほかから見ればそう思われているということです。
いくらTwitterでイラストに100いいねついたことがある! と自慢してみたところで、ポートフォリオサイトがなければただの素人、です。
ちなみに「SNSで個人からのお仕事依頼 (アイコン絵など) は来るのだから、やっぱりポートフォリオサイトなんかなくたっていいのでは」と思う人もいるかもしれないけど、イラストレーターを続けたいと思うのなら、個人との小額取引だけではムリです。企業との取引がいずれは必要、つまりポートフォリオサイトも結局必要です。
イラストレーターが考える「ポートフォリオサイトの作り方」は間違いだらけ
イラストレーターがポートフォリオサイトを作るとき、はじめに考えるのは「同業者や先輩のポートフォリオサイトを真似しよう」ということでしょう。
ですが、先輩イラストレーターのポートフォリオサイトを真似しても、期待していたような仕事の依頼や問い合わせが一向に来ない。そういう人が多いです。
なぜかというと、イラストレーターはイラストのプロではあっても、ウェブサイト作りのプロではありません。なおかつ、イラストレーターの多くは、ビジネスを考えることが嫌いです。そういう人が作ったウェブサイトを真似すれば、仕事の依頼が来なくて当たり前です。
イラストレーターサイトによくある間違いは、無駄な装飾にこだわりがちな点です。
「イラストにカーソルを置くとふわっと拡大したり、オシャレなデザインにこだわったほうが、仕事が来るはず」。イラストレーターの多くがそう考えてきました。もちろんこれは間違いです。
「ポートフォリオサイト = 作品展示ギャラリー」ではない!
イラストレーターの多くは常に「自分のイラストをより素晴らしく見せること」ばかり考えています。たしかに、より良く見せることは必要ですが、そればかり考えていると仕事の依頼は遠ざかります。
ポートフォリオサイトは作品展示ギャラリーではありません。「作品を鑑賞して楽しむ」ためのウェブサイトを作れば、訪問者は「作品を鑑賞して楽し」んだら去っていくだけです。
あなたがポートフォリオサイトを作る目的はなんですか?「仕事の依頼を増やしたいから」?
ならば、作品を鑑賞して楽しむためのギャラリーサイトではなく、信頼と実績を伝えるためのウェブサイトを作らなければなりません。
ポートフォリオサイトから仕事依頼が来るようにするには?
仕事依頼が来るポートフォリオサイトを作りたいなら、周りのイラストレーターが根拠もなく「これが常識」と言っていることをなんとなく信じるのではなく、新たな方法を学んでください。
例えば、仕事の依頼が来るポートフォリオサイトにしたければ、ブログとセットになったかたちのウェブサイトを作ることです。ふたつの無料サービスで別々に作るのはナシです。
ほかには、仕事の依頼が来るポートフォリオサイトにしたければ、問い合わせフォームを簡素にしないことです。
最近やっている人が多いPDF形式のポートフォリオダウンロードは、単にリンクを貼るだけではダメです。メールアドレスや社名などを入力してもらうようにすることで正しい効果を発揮します。
このように、ウェブサイトを「仕事の依頼が来るように」「問い合わせが来るように」作るためのノウハウはたくさんあります。それらは一部のウェブ制作者にとっては常識ですが、イラストレーターの世界には共有されていなかったのです。
WordPressのインストール方法じゃなくて、中身の作り方が知りたいのに
ポートフォリオサイトの作り方を探しているイラストレーターからこういう声を聞くことがあります。
- 「ポートフォリオサイト イラストレーター」って検索していたら、WordPressのインストール方法とかおすすめテーマとかを書いたブログ記事はよく出てくる
- でも本当に知りたいのはそこじゃない。中身の書き方・作り方が知りたいのに
なかなか難しいと思います。というのも、中身の作り方の正解を語れるイラストレーターはとても少ないのです。なぜなら、ほとんどの人が「先輩イラストレーターのなんとなく真似」でポートフォリオサイトを作ってきたからです。
クリエイターは自分のポートフォリオサイトも作品だと思っている場合が多いので「中身なんて人それぞれじゃないか! 正解なんてあるわけない!」という思い込みも根強いでしょう。
でも本当はそんなことなくて、「こう書いたらいい」「こう考えたらいい」という正解はあるんです。正解を知った上で自分に合うようにアレンジすればいい。
正解を知らないでただ闇雲に自分の思うままに作っても、「仕事の依頼のくるポートフォリオサイト」にはなかなかなってくれません。ウェブサイトを作るのってそれなりに難しいんですよ。その道のプロがいるくらいなので。
「SNSに絵を投稿する以外に、何をやったらいいかわからない……」
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いしつく! の教科書 [改訂版]
レッスン一覧
1イラストサイトに仕事の問い合わせが来ないのは、こんな勘違いをしているから
多くのイラストレーターさんが、ウェブサイトについて間違った考えを信じています。まずは、その間違いに気づいてください。
2仕事の取れるイラストサイトを作るための、正しい作戦
ウェブサイトを活用して仕事を増やすための作戦を理解しよう。大切なのは信頼を得ることであって、SNSでバズることではない。
3仕事の取れるイラストサイトを作るためには、こんな材料をそろえよう (技術編)
ウェブサイトを作るための準備編。サーバー、制作ツール、ドメインなどの選び方を解説します。
4仕事の取れるイラストサイトを作るためには、こんな材料をそろえよう (コンテンツ編)
準備編の続き。プロフィール文や実績など、コンテンツの準備のしかたを説明します。
5仕事の取れるイラストサイト、レイアウトの正解例
実際に仕事が来るイラストサイトのレイアウト例を解説。オシャレな画面を作るのではなく、作戦に基づいて配置を決めます。
6仕事の取れるイラストサイト。作ったあとどうする? 上手な活用とは
近日公開

