イラストレーターのほとんどがウェブサイトについて間違った思い込みをしています。間違った思い込みをしたまま作ると、「せっかく労力をかけてポートフォリオサイトを作ったのに、仕事の受注が全然できない」という結果を引き起こします。
「仕事の依頼が来るイラストサイトを作るための五か条」の1番目は、まず間違った思い込みに気づくこと。これからポートフォリオサイトを作ろうと思っているイラストレーターはぜひ読んでみてください。
この記事は「いしつく!の教科書 第1章『イラストサイトに仕事の問い合わせが来ないのは、こんな勘違いをしているから』」のダイジェスト版です。
「作品ギャラリー」を作ろうとする
ウェブサイトの目的を「自分のイラストを見て楽しんでもらうため」だと思っていると仕事に結びつかない。
ウェブサイトなんて活用できないものと思い込んでいる
「どうせ仕事の問い合わせが来るようになんて作れないし」とオシャレでかわいく、見た目にだけこだわってウェブサイトを作ると、仕事の役に立たないものができあがる。
SNSとクラウドソーシングで十分だと思っている
だから一般個人の依頼や格安で足元を見た依頼ばかりが来るようになる。ウェブサイトはただの作品展示場ではない。他に必要な仕掛けや要素があり、それはSNSだけでは作れない。
技術用語や最新サービスにばかりこだわる
サーバーがどうの、どのウェブサービスがいいだの、WordPressだのSEOだの、という用語ばかり気にしていると仕事の役に立たないウェブサイトができあがる。肝心なのはウェブサイトの中身。
いきなりデザイン画をつくる
中身をちゃんと考えてすらいないのにデザインを考えようとすると、見た目はオシャレでも何が言いたいのかいまいちわからない、つまり仕事の役に立たないウェブサイトができあがる。
匿名でやろうとする
ビジネスの場で、自分を信用してほしければ本名や居所を明かすのは当然のこと。どこの馬の骨ともしれない個人クリエイターを企業は信用しない。
同業者仲間にばかり見てもらいたがる
できたウェブサイトを、クリエイター仲間の集まるSNSでシェアすると、反応が多いので効果が上がったかのような錯覚を覚える。が、仕事を増やすためにはこれは無意味。
ウェブサイトを作ったらそれで終わりと思っている
適当に作って放置では成果がなくて当たり前。ウェブサイトは育てていくもの。なおかつ、自分自身の仕事に対する意識も育つ。そうしてより良い仕事が増えていく。
作品さえ良ければそれで仕事が来ると思っている
作品のクオリティを見せつけることばかり考えていると、仕事の問い合わせが来ないウェブサイトができあがる。真に伝えるべきことは、私は信頼に値するちゃんとした社会人です、と表明すること。
この記事は、「いしつく!の教科書 第1章『イラストサイトに仕事の問い合わせが来ないのは、こんな勘違いをしているから』」をごく短くまとめたダイジェスト版です。note版にはもっと詳しく書いたので、ぜひこちらも読んでみてください。
【1】イラストサイトに仕事の問い合わせが来ないのは、こんな勘違いをしているから|いしつく! / イラストサイトのつくりかた|note