インスタ・SNSだけで仕事を取るのは不利、というより難しい [イラストレーター・クリエイター]

イラストレーターやクリエイターとして、企業からの仕事の依頼を受注したい! と思っている人へ。インスタだけやっているイラストレーター、SNSだけやっているクリエイターって多いけど、それだと不利ですよ。

InstagramやSNSだけで企業との取引を獲得していくのって、いや、不利っていうよりむしろ、めっちゃむずかしい道です。もうちょっと難易度の低いやり方があるのに。それが「ウェブサイトをちゃんと作る」ってことです。

ちなみに、いしつく! では、イラストレーターとは、企業や事業主から依頼されて、さまざまな媒体やメディアに掲載する挿絵を提供する職業、と定義しています。インフルエンサーやグッズショップ運営などのことは取り上げていませんので、あしからず

[理由1] フォロワー ≠ 依頼者

なぜ、InstagramやSNSだけで企業との取引を獲得していくのが難しいのか? その理由を説明していきます。

まず、フォロワーは依頼者ではないから。

あなたのフォロワーは、きっとこんな感じです。最初は主にリアルの友達。それからイラストを流していくうちにちょっとずつ増えてきた、イラストを眺めるのを楽しみにしてくれている一般の人たち。そのうちに「イラストレーター目指しています」とか「同業者です」っていう人たちがフォローになってくれた。

ところで、インスタやSNSだけで仕事をとろうとする人って、プロフィールとかに「お仕事募集中!」って書いたり、呼びかけたりしますね。

友達、「イラストを見て楽しみたい」層、同業者。
この人たちに「仕事の依頼ください」って呼びかけたところで「企業からの依頼」がくるはずはないですね。

来たとして、一般人からのアイコン依頼とかは発生するのかもしれないけど、ここではそういう仕事は話題にしていません。

「私のSNSはそんなんじゃない! 私のフォロワーは全員、見込客と取引先だ!!!」という方がいらっしゃいましたら、お叱り受け止めます。申し訳ありませんでした。そんな人いればの話ですけど

フォロワーが多いことは、仕事にいい影響を及ぼすことはあります。でも、そのことと「SNSで仕事依頼を取る」ってのを混同するからおかしなことになります。

[理由2] 企業人はタイムラインを見ただけで依頼はしない

SNSとは、常に違う情報が流れていくタイムラインを見るものです。

ところで、タイムラインでたまたま何かいい商品を見つけて、その場でポチっ! という動きをするのは、個人消費者だけです。企業の中の人が外注先に依頼する場合、いわゆる「衝動買い」のような動きは絶対にしません。

企業担当者は必ず検討します。それも結構慎重に検討します。流れるタイムラインは、検討に向きません。あなたのアカウントページでさえ、何時間かで内容が変化していくんです。だからSNS「だけ」で仕事依頼を得るのは難しいんです。

正解の答えとしては、企業からの依頼を受けたいのであれば、検討に耐えうる情報をまとめておかなくてはなりません。それに最も適しているのはウェブサイトです。

だからイラストレーターはウェブサイトを作りましょう、という話です

[理由3] 元々少ないターゲットをさらに制限する

これは前の記事でも説明したのですが、インスタだけやっているイラストレーターさん多いですが、その一生懸命投稿している内容、かなり多くの人が見れてないのご存知ですか?

クリエイター、特にイラストレーターはそうですが、取引先になりうる企業の数は限られています。

もともとターゲットの数が少ないのに、インスタのアカウントを持っていない人・フォローしている人など限られた人しか見れない場所に情報を置けば、余計にチャンスが減るのは当然のこと。

だからSNS「だけ」で情報発信することは、仕事依頼を得る難易度をわざと上げている、といえます

では、どうしたらいいのか? => ウェブサイトを持つこと

SNS「だけ」やるのではなく、ウェブサイトを作りましょう

「ウェブサイト作りましょう」といっても、クリエイターらしく「イラスト展示室」作っても無駄ですよ。依頼主は「検討」がしたいので、それに応えられるようなものを作ります。

依頼主は、経歴や実績を調べたり、依頼方法を知りたがっています。安心して依頼できる外注先なのかどうか、じっくり検討したいんです。

また依頼主は、一人で決めるのではなく、上司や発注元と相談したいことも多いです。ポートフォリオがPDFでダウンロードできたりすれば、他のステークホルダーとも情報共有がしやすいですね。そういう、ビジネス利用に耐えうるウェブサイトを作ります。

SNS「だけ」やるんじゃなく、SNSからウェブサイトに誘導して、依頼主がもっと細かい検討ができるようにする。これが大事です。もっというと、SNSのDMで連絡ください、ではなく、依頼受付もウェブサイト上で完結させるのも重要です。

まとめ: ウェブサイトがちゃんとできてれば、仕事依頼を獲得する難易度が下がる

この記事でお伝えしたかったことは、次のとおりです。

  • SNSのフォロワーは見込客ではないことを理解しよう
  • 企業人はタイムラインを見ただけで依頼はしないことを理解しよう
  • ウェブサイトは、誰にでも見ることができる
  • ウェブサイトをちゃんと作れば、企業との取引の可能性を広げる

SNSをやること自体はいいことです。でもSNS「だけ」にこだわるからおかしなことになるんです。

ただし、多くのクリエイターはどうしてもウェブサイトの作り方をまちがえます。それで「やっぱり仕事が来ない!」の繰り返し。そうならないために、ぜひ「いしつく! の教科書」で正しい作り方を知ってください。

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